「ブルーハーツだよマリエちゃん
アイロンだよマリエちゃん
気が狂いそうだよマリエちゃん」
百万円と苦虫女は良かった
苦しくなるような気持ちいいような、いい映画で
歌がつくれたら 苦しさも気持ちよいんだろう
あたしが完璧な魅力を持った女の子だったら
そんな苦しさは無くて、つまりは、退屈だった
自分の人生の目的とか
一番大切なものとか
そんなもんひとつに決めることなく
変わったり、 人生に意味をつけないことを恐れず
「人の人生は短いのだから、なるべく好きなことをして生きればいいのである。自分は寝るのが好きであるから、なるべく寝て過ごし…」
という風に いられたらかっこいいな、無理だけど。
でもそう言い放つ人はなんか
宇宙人みたいに見える
本当の声が聴きたい
人の本当の言葉が聴きたい
傷ついてもいいから
一瞬輝ければいい
言いたかった言葉を言わないのは辛い
わたしを感情的にする何かが抜け落ちちゃったみたい
上手く、わたしになれない
ジャニスは感情だ
歌っていると、負けそうになるの
今のわたしには、感情があるか。
なんかこの世にたった一人みたいだな
悲しいも愛しいも感じてない、今
毎日泣いてるって変なことじゃないや
こんな気持ちでいたら狂いそうだよ
気が狂いそうな美しさや愛しさや汚さ
強さと弱さ